生理前の「おりもの」が臭う原因

生理前になると、おりものの量が増えて、臭いが気になったことはありませんか?

女性の身体は、ホルモンバランスの変化によって、4つの周期に区切られています。それが「生理周期」です。この生理周期の中で、もっともオリモノの量が増えて、臭いが強くなるのが生理前(排卵日)です。

生理前におりものが増量するのは、排卵をして月経を迎える準備をしている証です。しかし、「生理前だから仕方ない」とあきらめる必要はありません。生理前のおりものによる臭いは、正しいケアで軽減できます。

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生理前の「おりもの」の特徴

生理前のおりものは、排卵前と排卵後で特徴が異なります。

排卵日前のオリモノの特徴

  • 色は透明である
  • トロッとした粘り気がある
  • 分泌量がもっとも増加する
  • 臭いはしない

女性の生理周期の中で、この「排卵日前」はもっともオリモノの分泌量が増加します。色は透明ですが、粘り気が非常に強くて、たまごの白身のようにトロッとしています。

この時期に分泌されるおりものには、あまり臭いがありません。透明で粘り気のあるおりものが出ている時期に性交渉をすると、妊娠する可能性が高くなります。

排卵日後のオリモノの特徴

  • 色は白みが強くなる
  • 粘り気はなくサラサラしている
  • 排卵前に比べて分泌量が減少する
  • 生理直前に再度、分泌量が増加する
  • 臭いがきつくなる

排卵後は、女性ホルモンのバランスの変化により、オリモノの分泌量が減少します。それと同時に、色に白みが強くなり、粘液性のないサラサラとしたおりものに変わります。

しかし、生理予定日直前には、おりものの量が再度増加し、臭いがきつくなる傾向にあります。

生理前のおりものの臭いが気になる

生理前になると、おりものの臭いが気になるという女性は多いです。生理前は、臭いがきつくなる条件がそろっているため、しっかりとした臭いケアをおこなう必要があります。

生理前におりものが臭くなる理由

おりものの分泌量が増加する

排卵期や生理直前は「おりもの」の量が増加します。分泌量が増加すると、おりものによってが湿った状態になるため、細菌が増殖しやすくなります。

臭いが発生する原因は細菌の活動によるものなので、細菌が増殖するとおりものから発生する臭いも増加してしまいます。また、生理直前は、おりもの自体の臭いもきつくなっているので、さらに臭いが気になるようになります。

おりものが乾燥して悪臭を放つ

おりものは、膣内から分泌されて下着やおりものシートなどについて乾燥すると、臭いがきつくなります。分泌される量が多ければ多いほど、乾燥した際に放つ悪臭も増してしまいます。したがって、おりものの分泌量が増加する生理前は、乾燥したおりものから発生する悪臭もきつくなります。

おりものシートの着用が蒸れた環境をつくる

おりものシートを着用していると、「おりもの」や「汗」が乾きにくいため、陰部が蒸れやすくなります。そのため、雑菌が増殖して臭いが強くなります。

また、おりものシートによって陰部が蒸れると「かゆみ」の原因にもなります。さらに、おりものシートの摩擦によって肌が刺激されて炎症を起こし、陰部がかぶれる場合もあります。

おりものシートの長時間放置で雑菌が繁殖する

おりものシートを長時間放置していると、膣内が不衛生になり、悪玉菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。悪玉菌は悪臭を作りだす働きがあるため、増加するほどおりものの臭いがきつくなります。

おりものは悪臭の原因になる要素をたくさん持っていますが、女性のからだにとって、とても重要な役割を果たしています。生理前のおりものの臭いが気になる人は、臭いを軽減させる対策をおこないましょう。

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生理前のおりものの臭い対策法

生理前のおりものの臭いを軽減させるには、下記の対策方法が効果的です。

通気性がよく肌に優しいおりものシート(パンティライナー)を選ぶ

現在、おりものシートは様々な種類が販売されています。

その中で、「通気性がよいもの」「肌にやさしい素材のもの」「消臭成分がふくまれているもの」を選んで購入しましょう。中には、香料がふくまれているおりものシートもありますが、臭いが混ざって違う悪臭をうみだす可能性があります。

また、おりものシートは、こまめに取りかえて外陰部を清潔に保ちましょう。さらに、おりものシートを取りかえる際は、陰毛や外陰部に残った分泌物などもきれいに取り除くようにしましょう。

下半身を締めつけない下着や服を選ぶ

できるだけ陰部を蒸れないようにすることが重要です。そのため、下半身を締めつける下着やズボンの着用を避けましょう。通気性を考えた下着や衣服を着用することで、陰部の蒸れが解消されるので臭い対策につながります。

膣内洗浄をおこなう

膣内は善玉菌による自浄作用で、細菌が増殖できない環境が保たれています。しかし、膣内をお湯や水で洗うと善玉菌が流されてしまうため、自浄作用が弱まり細菌が増殖してしまいます。その結果、膣内の炎症を引き起こし、分泌物が悪臭を放つようになるのです。

膣内を洗う必要はありません。ただし、自浄作用は免疫力の低下によっても弱まることがあります。そういった場合には、膣内洗浄専用製品の使用をおすすめします。

膣内専用洗浄器は、膣内を洗うのではなく、膣内の自浄作用をサポートする効果があります。そのため、膣内の環境が整えられるので、臭いやおりものが軽減されます。

とくにインクリアは、乳酸を含んでいて膣内環境を整える効果が高いのでおすすめです。

生理前のおりものには妊娠初期症状の可能性も隠されている

生理前のおりものには、妊娠兆候(妊娠の初期症状)の可能性が隠されているケースがあります。通常、排卵日を過ぎて妊娠しなかった場合、月経にむけてオリモノの量が減少していきます。しかし、排卵後、受精に成功するとホルモンバランスが変化して、おりものが減少しないまま、増え続けるのです。

女性は、妊娠して胎児を育てられるように、子宮内の環境が生理周期に応じて変化しています。生理周期は「月経期→卵胞期→排卵期→黄体期」の4期からなり、それぞれの期で、女性ホルモンと呼ばれる「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」のバランスが入れ替わることで、子宮内で胎児を宿す環境がつくられていきます。

卵胞期のホルモンバランスとおりもの

月経期で生理が終わると、卵胞期に入り新たに卵子が作られます。このときのホルモンバランスは、卵胞ホルモンが増加していて、黄体ホルモンが減少している状態にあります。卵胞ホルモンは、胎児のベットとなる「子宮内膜」を厚くする働きや、精子が膣内に入りやすいように「粘液性のあるおりもの」を分泌する働きがあります。したがって、卵胞ホルモンが増加していき、ピークを迎える「排卵日前」は、粘り気のある「おりもの」が大量に出るようになります。

排卵期のホルモンバランスとおりもの

排卵後は、卵胞ホルモンが減少していき、黄体ホルモンが増加していきます。黄体ホルモンは、体温を上げて子宮内膜を柔らかくしながら分厚くする働きがあります。これは、排卵によって卵胞から飛び出してきた卵子が、受精した際に子宮内膜に着床しやすいようにするための作用です。

この卵胞ホルモンと黄体ホルモンが交互に増量する「卵胞期」と「排卵期」はもっとも妊娠する可能性が高い時期です。この時期に、妊娠がなければ、黄体期へと入り月経の準備が始まります。

黄体期のホルモンバランスとおりもの

黄体期に入ると黄体ホルモンの増加がピークを迎えるため、その働きによって体温が高い時期が続く「高温期」となります。この時期は、妊娠していなければおりものを分泌する卵胞ホルモンの量が減少しているため、おりものがほとんど出ません。しかし、妊娠している場合は、黄体期を迎えても卵胞ホルモンが増加し続けるため、おりものが出続けることがあるのです。

これが、妊娠兆候です。他にも、着床出血による茶色のおりものがでることもあります。
したがって、生理前(排卵日を過ぎた後)にも関わらず「おりもの」の量が減少していない場合は、妊娠の可能性が考えられます。ただし、妊娠初期症状は個人差があるため、症状が出ない人もいます。

妊娠のサインに気づくためには、自分の生理周期を把握している必要があります。さらに、妊娠を希望する人にも、生理周期は重要です。基礎体温をつけるなどして、自分の生理周期を把握しておくと良いでしょう。

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